かごしま国体相撲少年男子の部が13、14の2日間、鹿児島県奄美市名瀬運動公園サンドームで開催され、日高地方から箕島高校の前田哉選手(3年・名田小、箕島中)、杉本智斗勢選手(2年・野口小、河南中)が代表入りの和歌山県チームが準優勝した。杉本選手はレギュラーとして全試合に出場し、チームの躍進に大きく貢献。前田選手はサポート役として選手を支えた。
県代表は今年の高校総体等の成績を加味して、箕島高校と県和歌山商の選手7人で構成し、大一番に臨んだ。
団体戦は5人制で、48チームが出場。16ブロックに分かれた予選リーグと、1位だけが進める決勝トーナメントで優勝を争った。
和歌山は予選リーグで青森に4―1、大分に4―1、滋賀には5―0で勝利し、決勝トーナメントに進出。1回戦は富山を4―1、準々決勝は鹿児島を3―2、準決勝は東京を5―0で下して決勝へ。優勝をかけた一戦は、愛媛に2―3で惜しくも敗れた。
杉本選手は次鋒で全試合に出場。予選リーグ1戦目と2戦目は黒星を喫したものの、予選3戦目から調子を上げ、決勝トーナメントは決勝以外の3試合を勝利しチームを勢いづけた。前田選手は今回サブメンバーとして、選手のサポート役としてチームの躍進を下支えした。
杉本選手は「決勝トーナメントでは絶対引かない強い気持ちで自分の相撲が取れたと思うが、負けた試合は相手に合わせてしまった」と自己評価し、決勝の相手が小学4年時のわんぱく相撲全国大会決勝、5年時の同大会初戦の相手で、いずれも敗退していることを含め「自分の相撲を崩さずコンマ何秒のタイミングを逃さないようさらに稽古をして、次は絶対に勝つ」と意気込んだ。