世界の名車が県内を走る「ヴェトロモンターニャ高野山2023」が14・15日に開催され、全国から集まったクラシックカーなど55台が高野山から田辺市龍神村、みなべ町を駆け抜けた。

 1950年代生産のオースチン・ヒーリー100―6モデルや、60・70年代に生産されたアルファロメオ1300GT、ポルシェ911、トヨタ2000GTなど世界の高級車が参加。14日は高野山をスタートして高野龍神スカイラインを走行、みなべ町のホテル&リゾーツ和歌山みなべで一泊した。

 15日は朝からホテル駐車場で展示会があり、多くの旧車愛好家がクラシックカーとの記念撮影を楽しんだ。展示会の後は多くのギャラリーに見送られ、湯浅町の湯浅美味いもん蔵へと出発。主催のヴェトロモンターニャ高野山の佐古典英代表(68)は「天候にも恵まれ、とても気持ちよく走行できました。来年もまた紀南地方を走りたい」と話していた。

 イベント中には参加者が車の部品などのオークションも行い、売上金は県内の音響信号機の設置の支援に役立てる。