かごしま国体ボウリング競技の少年女子が8、9日、鹿児島市のサンライトゾーンで開かれ、少年女子個人で伊藤有来選手(由良中3年)が見事3位に入った。高校生選手が多い中、同部門最高得点を叩き出すなどいつも以上の力を出し、初の国体で入賞を決めた。また成年男子では宮﨑映丞選手(38)=日高町=がメンバー入りしている和歌山が団体(4人チーム)で4位に入った。

 少年女子には46人が出場し、予選は前半3ゲーム、後半3ゲームの総得点で競い、上位8選手が決勝でさらに3ゲーム行い、予選と合わせた9ゲームの得点で優勝を決めた。

 伊藤選手は、前半3ゲームは560点で、後半は539点と少し調子を崩したが、8位に滑り込み決勝へ。決勝1ゲーム目は196点、2ゲーム目は172点で6位につき、3ゲーム目で同部門最高得点となる244点を出して一気に浮上し、9ゲーム合計1711点で3位を決めた。

 初の国体でほとんどが高校生のなか大健闘。大会を振り返り「緊張しましたが、県代表のみんなが応援してくれたおかげで、自分の持っている以上の力を出すことができました」と笑顔。「次の国体も出場目指して頑張ります」と話している。

成年男子の団体(4人チーム)には28チームが出場。和歌山は予選を5位で通過し、決勝も含めた合計得点は4961点で、26点の僅差で惜しくも3位には追いつかなかった。