活躍を誓う濵田、三木、佐藤、丸山の4選手(左から)

 県内小学6年生の野球選手による選抜チーム「和歌山中央ジュニア」に、日高地方から4選手がメンバー入りし、12月に兵庫県高砂市で開かれる大会「夢TAKASAGO Dream Cup」へ向けて燃えている。同大会出場に向けて11年目の結成。2年連続5回目の優勝へ地元選手も活躍を誓っている。

 11期生に選ばれたのは背番号順に、内原の濵田蓮(内原小)、川辺ウィンスターズの丸山駿之助(山野小)、中津の佐藤廉晟(中津小)、印南ファイターズの三木洋弥(稲原小)の各選手。毎年任意の県内小学6年生が集まり、13年から「夢TAKASAGO Dream Cup」へ出場している。16年に初優勝を飾り、18、19年で2連覇。昨年も優勝している。

 今年のセレクションには6支部41チームから96人の申し込みがあり、8月に紀美野町で開かれた1次で54人を選出。最終2次で25人にメンバーを絞り込み、9月始動した。合同練習でレベルアップを図り、県内の支部連合チームと練習試合で対戦。12月16日開幕の第15回大会へ出場し、高砂市や近隣から30チーム以上が参加予定のトーナメントに臨む。

 濵田選手は156㌢・45㌔、右投げ右打ちの遊撃手で、攻守にわたり状況に応じたプレーができる。丸山選手は153㌢・68㌔、右投げ右打ちの捕手で、力強い打撃が売り。佐藤選手は153㌢・50㌔、右投げ左打ちの外野手で、どんな状況でも落ち着いてプレーがができる。三木選手は143㌢・37㌔、右投げ右打ちの投手、遊撃手で、元気な声と粘り強い投球に自信がある。4人は切磋琢磨しながら必死のレギュラー争いを展開。濵田選手は「レギュラーを獲って守備と声でチームに貢献したい」、丸山選手は「少しでも活躍できるように頑張ります」、佐藤選手は「スタメンに入って打撃でチームの勝利に貢献」、三木選手は「レギュラーを獲って全てのプレーでチームに貢献したい」とそれぞれ連覇へ意気込んでおり、代表の岡野敏明さん(53)=紀の川市=も「今年は第15回の記念大会。一致団結、フロント、保護者、選手の三位一体、がむしゃら、全員野球で連覇を目指して頑張りたい」と話している。