久留米啓史町長は副町長らの逮捕を受けて同日、役場で会見を開き、「住民の信頼を裏切る行為で、深くお詫びする。二度とこのようなことが起こらないように再発防止に徹底を図っていきたい」と頭を下げた。
小早川容疑者の仕事ぶりなどについては「長年、建設関係の業務に従事し、住民の皆さんから、非常に信頼を置かれた人物だと私は思う。仕事ぶりもきちんとしていたので(今回の逮捕は)予想外だった。なぜ、そういうことが起こったのかと感じる」と考え込むような仕草を見せた。駒場工務店との関係については「特別に親しくしている素振りは感じなかった」と釈明。久留米町長、小早川容疑者とも役場職員上がりで、「私(久留米町長)は事務畑、彼(小早川容疑者)は技術専門で、私にはない部分を持っていた。今まで信頼していた」と述べ、処分については「詳細が分かってこないと何とも言えないが、いまの副町長の職は続けられないかと思う」と話した。
小早川容疑者は1977年に町村合併前の旧中津村の職員となり、合併後は参事・建設課長事務取扱を歴任し、17年3月に定年退職。同年7月に副町長に就いた。