日高町の松本秀司町長は14日、今年6月2日の集中豪雨被害を受けて、災害見舞金制度の創設へ前向きに取り組む考えを示した。

 この日の議会一般質問で、西岡佳奈子議員が創設を提案。松本町長は6月の豪雨で町内では床上浸水19軒、床下浸水62軒の被害があり、見舞金を出したかったが、公金を支出する根拠となる条例や規則がなく出せなかったとし、「制度を制定しておくべきで、前向きに検討したい。さかのぼっても出せるのであれば出したい」とし、具体的な金額や要件を今後検討することを約束した。

 防災関連では、山中雅嗣議員の「役場からの情報を確実に受けとれるスマートフォン・タブレットアプリの導入を」との提案にも、「防災だけでなく町の情報も発信できる。ぜひ検討したい」と前向きな姿勢。杉浦研太議員が防災力強化の観点から小中学校体育館への空調設置を求めたことに対しては「通常、避難所として開設している施設で空調が整っていない武道館への整備の方が優先度は高い」と優先順位を決めて検討するとした。宮本雅文議員も防災対策を質問し、午前中で終了した。