前本さん

 10月に鹿児島県で開かれる特別国民大会の東北予選、国体東北ブロック大会のソフトテニス競技が19、20日に岩手県で行われ、成年女子で印南町出身の前本真弥選手(20)=福島県在住・ダンロップ=が所属している福島県チームが見事優勝し、昨年に続き2年連続の本大会出場を決めた。

 東北ブロック大会の成年女子では東北6県がリーグ戦を行った。福島は秋田と青森を3―0、宮城、岩手、山形を2―1で下し、5勝0敗。前本選手は前衛として全5試合に出場し、岩手戦は敗れたもののほかの4試合で勝利を収め、チームに大きく貢献した。昨年の国体は2回戦で敗れており、今国体に向け「日頃の成果を発揮できるよう全力で頑張りたい」と意気込んでいる。

 小学生時代は印南ジュニア、中学校では清流中、高校では地元を離れ強豪の和歌山信愛でプレー。高校時代はインターハイに出場するとともに、2年生の時にはハイスクールジャパンカップで日本一にもなった。卒業後は上位リーグの日本リーグに所属するダンロップに入り、さらに腕を磨いている。