作品とともに清原さん、山内さん、宇戸さん、土屋さん(左から)

 御坊市薗、画廊喫茶「さぼーる」で3日から、美浜町のパステル画愛好会、美彩会の作品展が開かれている。9月末まで。

 大阪出身、1992年から美浜町和田に移住している山内光吉さん(74)の指導で、美浜町中央公民館で活動。同館講座パステル画教室の修了生で結成している。同店での展示はおととしに続き2度目。山内さんが2点、会員の宇戸さゆりさん、塩路美恵子さん、清原悦子さん、土屋照美さん(いずれも美浜町)が各3点、計14点のパステル画を出展。塩路さんと宇戸さんは十数年前、清原さんは4年前、土屋さんは前回の展示を見て2年前から始めた。

 今回は山をモチーフとした風景画が多く、夜明けの富士山や花盛りの吉野、山々のシルエットが印象的な夜景、石畳の続く熊野古道、木漏れ日の注ぐ渓谷などがパステル画ならではの優しく澄んだ色彩で描かれている。

 会員らは「思い通りの色が生み出せた時はうれしいですね」「一つの作品を仕上げると達成感があります」など話し、指導の山内さんは「タッチにも色使いにもそれぞれの個性があります。前回は多くの方から『心が和みます』などのお声を頂きました。今回もこの機会にパステル画に触れていただければと思います」と話している。

 開店時間は午前11時から午後5時まで。定休日は日曜。問い合わせは同店℡0738ー22ー7261。