今年も上半期が終わり、下半期が始まった。この半年、コロナの5類引き下げや陸自ヘリの事故、岸田首相襲撃、猟銃発砲立てこもり事件、陸自小銃発射事件など、さまざまなニュースがあった。そんな上半期、日高地方ではどんなニュースが注目されたのか。本紙ホームページの記事アクセスランキングで振り返る。

 さっそく1位は「印南の辻井旅館 惜しまれつつ7月末で閉館(6月10日投稿)」。創業から55年となる印南町島田の老舗旅館「辻井旅館」が7月末で閉館することを報じた記事。食堂や旅館、宴会場としてだけでなく、全盛期には年間約50組が式を挙げる結婚式場にもなっていた。多くの夫婦の思い出の場所となっている同旅館の閉館に、多くの注目が集まった。

 2位は「日高川のテニス公園で全日本U―14男子が強化練習(4月18日投稿)」。U―14男子チームには地元選手はいなかったが御坊市出身の塩嵜弘騎さんがコーチとして参加。SNSを通じてソフトテニスプレーヤーたちの間でアクセスが増えた。3位は「御坊で和歌山ええもんEXPO(6月16日投稿)」。グルメやアウトドア体験などを楽しめるイベントを告知する記事が入った。

 4位は「妊孕性温存療法で授かった命 御坊の西川さんがNHKの番組に出演(3月3日投稿)」、5位は「美浜の煙樹海岸キャンプ場 通年オープンスタート(4月11日投稿)」だった。このほか由良町や日高川町のキャンプ場オープンなど、キャンプ場関連の記事が上位に入った。

 記事ランキングだけ見るともうすっかりコロナの影響はなくなった。下半期の日高地方も明るいニュースでランキングを賑わせてくれることに期待したい。(城)