先日、3歳の娘がウイルス性の夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」にかかった。ヘルパンギーナは38度以上の発熱と口内にできる水ぶくれが特徴。全国的に流行しており、国立感染症研究所のまとめによると、1医療機関当たりの患者数が過去10年間で最も多くなっている。
じめじめとした暑い日が続く中、感染症だけでなく、食中毒にも注意が必要。先日、ネットで「意外な常温保存NG食品5選」が紹介されていた。その5つは「お酒」「米」「調味料」「コーヒー豆・粉」「パン」。未開封のビールや袋に入った米は常温保存してしまいがち、お酒や米は冷蔵庫での保存が推奨されている。パンは冷凍庫。特に夏場は気を付けた方がよく、見直してみてはいかがだろうか。
また、ダニが繁殖した小麦粉を摂取すると起こるというアレルギー症状「パンケーキ症候群」。梅雨時から夏場にかけての高温多湿で発生が多く、かわいらしい名前だが、意識障害を引き起こすこともある。パンケーキやお好み焼きを食べた後にアレルギー症状が出ること。小麦のアレルギーというわけではなく、使われた粉の中に侵入した「ダニ」が原因という。
寝具にいるものと同じ種類のダニが「ミックス粉」を好み、こうした粉類を一度で使い切れなかった時、しっかり密閉できていないことなどでダニが入りこみ、そこで繁殖。そのダニが入った粉で調理したものを食べ、ダニアレルギーの症状が引き起こされる。高温多湿な場所に置いておくことでダニは大量に繁殖。これも冷蔵庫で保存したうえで、なるべく早く使い切ることが重要だ。夏に向けて感染症だけでなく食べ物にも注意しよう。(笑)