和歌山労働局は、2022年の県内労働災害発生状況を発表した。休業4日以上の死傷者数は2327人で、前年より86・2%の大幅増加。業務に関連して新型コロナウイルスに感染した人が半数を占め、増加の大きな要因となった。

 22年の1年間に県内で発生した労働災害のうち、休業4日以上の死傷者数は前年より1077人増加。2327人のうち、新型コロナによる休業は1196人と51・4%に上り、新型コロナ以外は1131人で前年より1人減少した。

 業種別でもコロナ感染が増加した医療機関や社会福祉施設の保健衛生業が1199人(うちコロナは1020人)と最も多く、次いで製造業315人、商業196人、建設業140人。事故の種類では、新型コロナ等のその他が1247人で、転倒災害が302人、墜落・転落が198人、動作の反動等が158人、はさまれ・巻き込まれが103人だった。

 死亡者数は10人で、前年より1人増加。業種別では、製造業、建設業が各3人で、運輸交通、農林、畜産・水産業とその他の警備業で各1人。事故の種類は、はさまれ・巻き込まれが3人、墜落・転落、激突され、その他が各2人、交通事故が1人だった。

 御坊労働基準監督署管内(御坊市、有田市、有田郡、みなべ町を除く日高郡)の労働災害による休業4日以上の死傷者数は228人で、前年より23人増加。業種別では保健衛生業が55人と最も多く、前年より32人増加。その他の業種ではいずれもやや減少した。死亡災害は林業で1件発生。前年より1件減少した。

 同監督署の出口隆署長は「業種別に災害発生事業場への監督・個別指導などを行い、全体的には第14次労働災害防止計画の周知に努め、災害防止、安全で快適な職場環境への向上を図っていく」と話している。

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