税務課に設置された紀州材の応接セット

 住民が紀州材に触れる機会を増やそうと、美浜町は木のぬくもりあふれる応接セットを導入している。

 同町和田に本社と工場がある株式会社丸紀(山田裕明社長)が製造した。紀州産のヒノキを使ったテーブルといすで、町の森林環境贈与税を活用した。

 これまでにも農林水産建設課やかがやく長寿課に導入しており、今年度はつい最近、税務課に設置。役場を訪れた住民らの相談を聞くときに活用しており、これまでの応接セットが古くなったので紀州材に新調した。

 丸紀は町のふるさと納税返礼品に紀州材のプランターカバーなどを出品しており、紀州材のよさを全国にアピールしている。町は「紀州材のよさを多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と話している。