
春の彼岸(18~24日)に合わせ、スターチス生産量日本一の御坊市で出荷がスタート。年間最大の需要期で、名田町にあるJA紀州のがいなポートでは早朝5時から荷受けを行い、運び込まれた箱詰め商品が大量に積み上げられ、検品など慌ただしく出荷作業が行われている。
スターチスは、主力の紫色のサンデーバイオレットのほか、フェアリーピンク、アナブルー、他の産地にはない紀州スター(ブルー)や紀州パープル、県オリジナル品種の紀州ファインパール、紀州ファインイエローなど色も豊富で、仏花としてだけでなく、ブライダルやフラワーアレンジメント、ドライフラワーでも人気がある。
がいなポートでは、JA紀州中央花き花木部会の100軒ほどの生産者が約42㌶で栽培したスターチスを出荷しており、6日から20日までを彼岸の需要期とし、北海道から広島まで24の市場へ5、6万ケース(100本入り)の出荷を見込んでいる。
今年は、真冬の風雪でハウスの倒壊や低温などが影響し、出荷量は例年より減少見込みだったが、このところの暖かさで回復が見込まれているという。同JAのスターチスは、安定した出荷量と品質ともに市場での信頼が高く、価格が安定する予約受注件数も年々増加。今シーズンも過去最高の2万2000ケースの予約を受注している。
御坊営農販売センターの阪口弘さん(44)は「特に今季はウクライナ情勢の影響等で肥料等経費が高騰し、生産者の負担が増加したため、皆さんの収入につながる安定した価格で販売していきたい」といい、「農家さんが丹精込めた花をしっかり出荷するので、お彼岸にはお墓や仏壇に日持ちもする可愛らしいスターチスを供えてもらえれば」とPRしている。


