14日に告示された由良町議選(定数10)は、立候補の届け出を済ませたのが午前中から変わらず現職7人、新人2人のみ。定員に満たないまま、19日の投票を待たず8年ぶりの無投票当選が決まった。町議選の定数割れは日高郡初。当選した9氏は今後4年間のまちづくりへ決意を新たにした。


 今回の町議選は昨年12月に新人1人が名乗りを上げ、今年1月に現職2人が引退、新人1人が出馬を表明。告示約1週間前に現職1人が不出馬の意思を示し、低調ムードが続くなか、定数割れの状態で立候補届け出締め切りの午後5時を迎えた。


 当選者は届け出順に三好章五(69)無現、当選回数2回、里▽川出純(65)共現、8回、里▽山口太志(61)無新、1回、大引▽玉置一郎(58)無現、6回、門前▽山本大(31)無現、2回、網代▽野田悟(74)無現、2回、畑▽岩﨑清和(69)無新、1回、里▽森三枝子(66)無現、3回、里▽三上幸夫(67)無現、2回、吹井の9氏。川出氏は現役最多の当選を果たした。


 9氏には20日午前10時から役場で開かれる選挙会後、町選挙管理委員会(湯川直宣委員長)から当選証書が付与される。任期は27日から。欠員1となるが再選挙は行われず、来年実施予定の任期満了に伴う町長選と合わせて補欠選が行われるという。