きのくに信金御坊営業部で強盗想定訓練

 御坊市湯川町財部のきのくに信用金庫御坊営業部(山本高達部長)で14日、防犯研修が行われ、職員約30人が強盗事件に対する備えを身につけた。


 同営業部のほか、御坊エリアの各支店からも参加。講師は御坊署生活安全刑事課生活安全係の片山隆志巡査部長と寒川泰志巡査長の2人で、強盗犯が店内に侵入した場合の対応について確認した。


 各職員の役割分担をチェックした上で、「犯人が刃物などの凶器を持っている場合は距離を空けて対応してください」などとアドバイス。電話による聴取の実演も行われ、電話を受けた職員が犯人の服装、年齢、性別などの特徴を警察に伝える訓練も行った。


 片山巡査部長は「防犯体制組織ができているので、万一の際は何をすべきかを再確認してください。また、職員のあいさつやてきぱきとした対応は、犯人が強盗に入りにくくさせる効果もありますので、日頃から心がけてください」と講評し、山本部長は「業務に追われて防犯意識が薄れてしまいがちですが、これを機会に防犯対応を再確認してください」と職員に呼びかけた。


 ほか、特殊詐欺の未然防止についても警察が協力を求めた。