なんちゃってポーズを決める松原さんとこうめちゃん

 日本一の梅の里として知られるみなべ町の南部梅林(晩稲)で4日、日本伝統芸能の猿まわしが披露された。

 関西を中心に活動しているニホンザル専門の動物プロダクション、株式会社二助企画(大阪市)のトレーナー松原紬(つむぎ)さん(26)が、梅林のオープンと同じく3年ぶりに来演。梅林公園内に特設ステージを設け、相棒のメスザル「こうめちゃん」(6)とともに登場し、おじぎや竹馬乗り、階段からのジャンプなど、息ぴったりのパフォーマンスを繰り広げた。

 和歌山市出身で、動物好きが高じてこの仕事に就いて6年目という松原さんは、「地元の和歌山で公演できることをうれしく思います。かわいく、でもダイナミックなこうめの演技をぜひ見てください。3年ぶりで私たちは気合いが入っています」と笑顔。この日は上南部中学校の生徒も梅林公園で紀州梅林太鼓を演奏した。

 猿まわしは5日もあるが、時間は決まっておらず、客の集まり状況を見て行われる。梅林のオープン期間は26日まで。入園料は中学生以上300円、小学生100円。ペットの入園もOK。