記念の看板を立て記念撮影(左にライラックの苗木)

 印南町、稲原中学校(森暢也校長)の3年生10人は1日、地域学習で活性化に取り組んできた地元の景勝地「オンツツジの郷」に、卒業記念としてライラックの苗木を植樹した。

 生徒らは1年生のときからオンツツジの郷と関わり、PRリーフレットや案内看板の作成などに取り組んできた。植樹は地元のために奮闘してくれた生徒たちに記念になるものを残してあげようと、オンツツジの郷を管理する稲原さんぽ道の会(吉岡登会長)が提案。植える植物は生徒らが選び、「思い出」「友情」の花言葉を持つライラックの苗木3本を植樹した。

 10人はこれまでの活動を振り返り、「自分たちの活動が広がって、地元の皆さんが応援してくれるのがうれしかった」「後輩たちにも活動を引き継いでいってもらいたい」など感想を述べた。学級委員長の中嶋蓮君は「3年間オンツツジの郷に関わらせてもらい、貴重な経験ができました。この経験を将来に生かしていきたいです」と話していた。