3月18日のJRのダイヤ改正で、特急くろしおが大阪駅に乗り入れるようになる。繁華街の梅田やなんばにもアクセスしやすくなり、神戸方面にもスムーズな乗り換えで行くことができる。関西の大動脈である大阪駅に、くろしおが停車するようになるのは和歌山県民にとってうれしいニュースだ。

 乗り入れる場所はダイヤ改正に合わせて開業されるうめきたエリア。うめきたエリアには地下ホームが新設され、くろしおのほか、関空特急はるか、期間限定だが奈良方面とを結ぶ特急まほろばも停車する。インバウンド復活も期待されるなか、大阪駅はにぎわうどころか大混雑になるのは容易に想像できる。

 そこでうめきたエリアでは顔認証改札機を設置。空港のセキュリティゲートのような設備で、きっぷを通さずに改札を通り抜けることができるようになるという。まるで近未来のSF映画のよう。こんな風景がもうすぐ現実の世界で見られるようになるとは不思議な気分だ。

 大阪駅がある梅田は再開発が進んでおり、2025年の大阪・関西万博の開催に向け、街の様子は急速に変化している。さらにその6年後の31年には、うめきたエリアを起点としてなんばエリアをつなぐ「なにわ筋線」が開業。新大阪駅から関西空港駅まで乗り換えなし、大阪の中心部を通る路線になり、さらに利便性がアップする。完成すれば梅田から関西空港までの所要時間がJRで最速40分、私鉄の南海で最速38分で移動することができるという。

 新路線の整備で和歌山も都市部とぐっと近くなる。落ち込んでいるきのくに線にも好影響があることを期待したい。  (鞘)