御坊市の2022年度のふるさと納税額は昨年4月から12月末までの9カ月間で10億6212万7000円(8万7120件)となり、前年同期の9億8356万3000円(8万1549件)を7・9%上回った。返礼品数を増やしたことやリピーターによる寄付などが増加要因とみられ、年間で過去最高だった昨年度の11億2455万4000円を超えるペースとなっている。

 返礼品の品目数をみると、2016年度末の102品目(21事業所)から昨年度末は772品目(63事業者)に増加。昨年12月末では939品目(74事業者)となった。イチゴ、スイカ、メロン、ミカンなどが人気で、野菜・果物類が97・8%を占めている。寄付をしてくれた人の居住地(都道府県)をみると、東京が24・5%と最も高く、次いで神奈川県の10・3%、大阪府の8・9%の順。

 担当の企画課は「商工会議所会員によるふるさと納税PRサポーターらに魅力の発信や新規事業者の紹介などで協力していただいた。今後も地域の特産品を通じ、御坊の魅力を発信していきたい。応援してくれる御坊ファンの獲得にも努めていきたい」と話している。