左から増山さん、谷さん、瀬戸山さん、白濱さん、橋本代表、太田さん、髙嶋さんのネットワークメンバー

 県内の地域おこし協力隊の卒業隊員でつくるわかやま地域おこし協力隊ネットワークが今月11日、設立された。

 地域おこし協力隊は、過疎や高齢化が進む市町村で、地域外の人材を受け入れて地域協力活動を行ってもらい、定住につなげていく制度。県内30市町村のうちこれまで22市町村で延べ162人が隊員となっており、うち現役隊員は45人、卒業隊員は117人。卒業隊員の中で71人(61%)が県内に定住しており、県は今年度から隊員の受け入れ拡大に力を入れている。

 協力隊ネットワークは代表に元由良町隊員の橋本美奈さん。ほかメンバーは白濱亜聖さん(元美浜町隊員)、太田浩二さん(古座川)、瀬戸山江理さん(海南市)、谷直樹さん(紀の川市)、増山雄大さん(紀美野町)、髙嶋淳さん(那智勝浦町)。隊員時代の経験や知識を生かして現役隊員をサポートするため、相談支援や起業に関する研修会など隊員卒業後の定着支援、都市圏での協力隊募集活動を行っていく。2月7日には和歌山市内のアバローム紀の国で、県主催の協力隊ネットワーク設立記念フォーラムも開催。一般社団法人移住・交流推進機構杉田憲英事務局長の基調講演や他県の協力隊ネットワークメンバーを迎えてのパネルディスカッションを予定している。大阪府枚方市出身で現在も由良町吹井に住む橋本代表は「協力隊の現役時代もネットワーク構築中も県内外問わず多くの方に支援いただき、感謝でいっぱいです。今後は、中間支援組織として地域とその地域の隊員さんを全力でサポートさせていただきます」。

 岸本周平知事は「協力隊員の方には県民が勇気をもらえるような活動をしていただいている。協力隊ネットワークとともに新しい隊員が来るにはどうすべきか考えていきたい」と話した。