高校生に教わりながら楽しく守備練習

 日高川町の日高高校中津分校野球部は15日、同校グラウンドで部員が町内の小学生に指導する野球教室を開催した。

 野球の普及、振興、育成、けが防止などの行動計画を掲げる「日本高校野球連盟200年構想」の一環で、同校では2018年から取り組んでおり、新型コロナの影響で3年ぶりに開かれた。町内の川辺西ビクトリーズ、川辺ウィンスターズ、三百瀬千鳥、中津の4チームから約30人が参加し、日高中津の部員33人から基本の動きを中心に学んだ。

 高校生と小学生が2人一組になって、準備運動から丁寧に指導。ボール遊びで交流してから打撃練習やキャッチボールなどを行った。守備練習では、フライやゴロの捕球や捕球時の足の動かし方などを練習。一緒に受けたノックでは、高校生のボールに飛びつくガッツ溢れるプレーを目の当たりにし、小学生も元気いっぱいのプレーを見せた。

 日高中津の中部屋佑多主将(2年)は「教えることは貴重な体験。分かりやすく伝えるよう心がけました。楽しんでもらえてよかったし、僕たちも楽しかった」と話し、三百瀬千鳥の谷本樹主将(5年)は「ボールの捕り方など教わったことを練習や試合で生かしていきたい」と話していた。