

日高地方のトップを切って5日、日高町とみなべ町で消防団の出初め式が行われた。それぞれ出動服姿の団員らが集結し、分列行進や部隊観閲、力強い一斉放水で勇ましい姿を披露。首長らや来賓から激励を受け、住民の生命と財産を守る使命を胸に、一年の無災害を願って決意を新たにした。
3年ぶりの日高町では若もの広場に3分団と荊木婦人防火クラブの合わせて73人、車両12台が集まり、分列行進で入場、整列。団員表彰の後、田中達也副町長が松本秀司町長の式辞を代読し、「わが町の消防防災のさらなる発展と、町民の安心、安全な生活を確保するため、より一層のご支援とご協力をお願いします」と激励した。
部隊観閲に続いて直川豊一団長が謝辞で「町民の生命と財産を守り、世の中の平穏を担う一助となれるよう一層尽力してまいります」と決意新た。萩原の奥山池に移動し、一斉放水した。
みなべ町では町民運動広場に8分団と女性団員の計212人、車両27台が参集。勇ましい分列行進、人員報告に続き、西原英男団長が「住民の命と財産を守るため昼夜問わず出動いただき感謝。引き続き消防精神の向上と住民の安全確保に努めてほしい」、小谷芳正町長が「火災は未然に防げる災害でもあり、より一層皆さんの啓発活動をお願いしたい」とあいさつした。
永年勤続表彰などのあと、須賀橋上流の南部川河川敷で放水訓練も行い、力強い水柱で士気を高めた。