日高川町体育協会の野球教室が開かれ、プロ野球で今年、26年ぶりに日本一に輝いたオリックス・バファローズから、阿部翔太投手、松井佑介コーチと今年導入された現役ドラフトで来年は千葉ロッテマリーンズでプレーすることが決まった内野手の大下誠一郎選手が講師として来町した。

 日高川町内を中心に計約70人の小中学生が練習に参加。子どもたちは3つのグループに分かれ順番に、阿部投手から投球、大下選手から打撃、松井コーチから守備の指導を受けた。松井コーチは現役時代から同野球教室の講師を務め、今回で3回目。守備に大切な打球に対する体の向きや足の動かし方、グラブの使い方などを優しく丁寧に教えているのが印象的で、子どもたちだけでなく、学童野球の監督やコーチにも見てほしいと感じる素敵な指導だった。大下選手は、子どもたちとすぐに打ち解け、ボケたり突っ込んだりと笑い合っていて、野球という共通点があれば、年齢や所属に関係なく同じ野球少年になれるものかと驚き、それを許している人柄が伝わってきてこちらもやっぱり素敵。そういう意味では、主催者、学童野球や中学校の野球部関係者も一気に野球少年に戻り、阿部投手の硬球でのピッチングに目を輝かせていたのがかわいいと思った。かく言う私も、阿部投手が最後の抽選会でサインボールが当たった子と一人ずつ記念写真を撮ったあと、子どもの目線の高さになり、目を見つめて笑顔で「ありがとう」と言っているのを見て、なんて素敵な人なんだと一気にファンになった。

 参加した子どもたちはワクワクした表情で本当に楽しそうで、素敵な刺激や一生の思い出、将来の目標につながる貴重な時間になったことだろう。 (陽)