25日はクリスマス。「降誕祭」とも呼ばれ、キリストの誕生を祝う日。ヨーロッパやアメリカなどの多くの国では盛大なイベントが行われる。仏教徒の多い日本でもツリーやリースを飾ったり、ケーキを食べたりするのが一般的。子どもたちはクリスマスプレゼントを楽しみにし、恋人同士のカップルにとっても特別な日。クリスマスソングを聞くと、子どもも大人もウキウキした気分になる。

 クリスマスイブの夜に現れるのがサンタクロース。キリスト教圏の伝説の人物で、赤い衣装を着てトナカイのそりに乗り、子どもたちにプレゼントを渡して回る。

 そのサンタクロースのモデルは小アジア(トルコ共和国)の教会で働いていたセント・ニコラウスという男性だという。伝説によると、貧しい生活をしている3人の娘を持つ家族の存在を知り、心の優しいニコラウスは真夜中にその家族の家に煙突から金貨を投げ入れた。このとき暖炉には靴下が下げられていて、金貨はたまたまその靴下の中に入り、家族はニコラウスさんのおかげで救われた。この伝説が「サンタクロースが煙突から家の中に来て、子どもたちにプレゼントする」という馴染みあるストーリーとなっているという。

 新型コロナの感染が拡大。近年のニュースをみると、幼児や子どもへの虐待も後を絶たない。世界へ目を向ければ、ロシアによるウクライナの侵攻で多くの若者らが命を失い、出口の見えない戦いが続いている。そんな世を救うのはサンタクロースのようなやさしい気持ちを持った人。クリスマスイブの夜だけに現れるのではあまりにも少なすぎる。(雄)