
先月27日の知事選挙で当選した岸本周平新知事が19日初登庁し、1期目の県政運営をスタートさせた。初日は仁坂吉伸前知事からの事務引継式や会見、職員訓示などをこなし、「県政のかじ取り役を任された責任の重さを痛感している。県民の笑顔をつくるのが県庁のミッションであり、現場の声を聞きながら着実に一歩ずつ前へ進みたい」と決意を新たにした。
県庁本館正面玄関前広場で行われた初登庁式では職員ら約500人が拍手で出迎える中、岸本知事は秘書課の奥野真帆さんから花束を受け取り、「県の選手は市町村、監督は県議会の先生。監督と選手がプレーしやすい環境をつくるのが私たち県庁のマネジャーとしての務め」とし、「仁坂前知事が16年間積み上げた素晴らしい功績を踏まえて取り組んでいきたい。どうかご指導よろしくお願いします」と頭を下げた。
知事室では仁坂前知事とともに知事事務引継書にサインして記念撮影。会見では「県民を幸せにすることが大事で、幸せな人は笑顔になっている。この4年間で県民の笑顔をつくっていきたい」とし、「職員は上司や私の笑顔ではなく、県民の笑顔を目標に仕事をしてほしい。職員自身ももっと笑顔に」とした。
県政の課題としては少子高齢化、産業競争力の低下、教育水準の低下を挙げ、第1次産業の振興、新しい観光産業、子育て支援の3つの公約実現に向けて「トライ&エラー」で取り組んでいく意欲をみせた。また、県内各振興局の役割の強化については、「振興局が市町村の肩を持って知事部局とやり合うぐらいにやってほしい」と述べた。
衆議院議員時代に習慣にしていた辻立ちは知事という一人しかない立場の安全面から封印し、代わりに膝詰めで県民の声を聞く機会を増やすと約束。知事選で推薦を受けた自民、国民民主、立憲民主、社民の各党と連携し、推薦がなかった公明や共産党とも是々非々で協力する考えを示した。


