御坊市は9日、市の将来像などの方向性を定めた第5次総合計画に盛り込まれる3年間(2023~25年度)の実施計画を発表した。

 採択されたのは113事業で、うち新規は17事業。来年度から実施を予定している主な新規事業は移住・定住促進、証明書等コンビニ交付サービス、健康マージャン推進事業など6事業。

 移住・定住促進事業は結婚に伴う住宅取得者に対する補助や新築住宅の固定資産税の減免などで、補助は婚姻に伴う住宅取得費用に対する助成。夫婦ともに婚姻日の年齢が39歳以下、世帯所得が500万円未満の世帯が対象となる。夫婦ともに29歳以下の場合は60万円、それ以外は30万円を補助する。新築住宅の固定資産税の減免は減免期間を延長するという制度。一般住宅では新築後3年度分、長期優良住宅では新築後5年度分の固定資産税額の2分の1が減額されるが、それぞれ2年間を延長する。

 証明書等コンビニ交付サービスは住民票と印鑑証明に関し、全国のコンビニ等のマルチコピー機を使って取得できるようにする。時間帯は午前6時半から午後11時までで、取得にはマイナンバーカードが必要。

 健康マージャン推進事業は全国から224人を募集し、有名プロ雀士をゲストとして招へい。観光や物産のPRも行う。大会は日程は1日とし、経済波及効果として625万円を見込んでいる。

 このほか、創業者応援事業補助金、英語で楽しむおはなし会、消防救急デジタル無線更新事業も来年度から実施を予定している新規事業。御坊総合運動公園スケートパーク等建設事業などは実施時期や事業内容等についての検討・調整が必要な事業となった。