大人気のイセエビ汁(由良町)

 秋の行楽シーズンを迎える中、本紙エリア各地で19、20日、イベントが開かれ、にぎわいを見せた。

 御坊市の野口オートキャンプ場では19、20日、キャンピングカーレンタル会社のキャンピングバケーションが行われ、全国各地から約450人が来訪。貸し切りで行われ、キャンピングカー約160台が並んだ。三浦源吾市長も駆けつけて歓迎した。

 田辺市龍神村の龍神市民センター等では19日から23日まで、翔龍祭が行われており、19、20日には地元チェンソーアーティストの城所ケイジさん(55)監修の公開彫刻ショーが行われた。「人生一番の龍」をテーマに樹齢200年、直径80㌢の大木からチェーンソーで龍を制作。城所さんの生徒が作業し、迫力ある龍の眼や鱗を表現するため、豪快、繊細にチェーンソーを動かしていた。制作活動は今後も進め、来年の翔龍祭で最終仕上げを披露する。

 日高町の役場周辺では19、20日、ふれあい祭があり、20日の舞台では今年の第1回F―1腹話術グランプリ全国総合優勝のニッシャン堂がパフォーマンスを披露。子どもらを楽しませた。この日は各種団体コーナーやテント市も盛況。19、20日の第46回文化展には作品約700点が出品された。

 由良町の大引漁港では20日、大引・白崎まるっと体感マルシェが開かれ、イセエビ汁が大人気。鮮魚や特産品の販売に列ができていたほか、魚釣りやクルーズ、魚さばきの体験も盛り上がり、活気と笑顔あふれる一日となった。東大阪市から家族で来ていた50代の女性も「大阪にはないものばかり。また遊びに来たいです」と話していた。