御坊市の社会福祉法人博愛会（小林隆弘理事長）が島に建設していた博愛園デイサービスセンター春日が完成し、１９日、現地で竣工式が行われた。
場所は大浜通りから下川沿いに北へ約５０㍍。鉄骨２階建てで、延べ床面積は６８８平方㍍。１階に事務室、相談室など、２階に機能訓練室、浴室、静養室などを設けた。屋上への外付け階段も設置し、津波等の非常災害時には地域住民の一時避難場所としても活用する。博愛園としては事務所と施設を合わせて２０番目の施設で、デイサービスでは６番目となる。総事業費は３億４８７０万円。
式には関係者約３０人が出席。小林理事長の長男の小林弘典理事（４８）があいさつし、「親切、丁寧、信頼と安心、希望と自立を基本方針とし、『いつもあなたのそばに安心を』をモットーに、地域の人々が住み慣れた地域を離れることなく、生き生きとした老後を過ごせるように取り組んでまいります」と述べた。設計業者の城本建築設計事務所（和歌山市）の城本章広所長、施工業者の株式会社谷口組（御坊市）の谷口光代表取締役に感謝状が贈られた。
１２月１日から業務を開始。２５日からは事前見学会を開催する。職員も募集中で、問い合わせは博愛園℡０７３８ー２９ー３１８１。
