石灰岩をバックにアカモクをPRする近大生

 近畿大学薬学部と紀州日高漁協が共同で成分分析し、新たな特産として注目されている海藻「アカモク」をPRする「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう」が19日、由良町大引の道の駅・白崎海洋公園で開かれ、近大生が冷製アカモクうどんを振る舞った。

 2016年から行った共同研究でアカモクには美容成分であるフコイダンという水溶性食物繊維が多く含まれていることが分かり、アカモク丼やアカモクカレーなどのメニューを開発。紀州アカモクのブランドを確立し、プレミア和歌山にも選ばれている。

 より広くその魅力を知ってもらおうと、この日は近大薬学部病態分子解析学研究室の中辻凜さん(24)、大野由結さん(22)、本山沙紀子さん(22)の3人が白崎の石灰岩と青空をバックに観光客にアピール。「アカモクは食物繊維が豊富で栄養素の高いスーパーフードとしてすごく話題になっています。ぜひ食べてください」と試食用の冷製アカモクうどんを差し出し、美容液「AKKYURA(アキュラ)」も見本を見せて魅力を伝えていた。