全国土地改良事業団体連合会(二階俊博会長)の2022年度全国土地改良事業功績者表彰で、川辺町周辺土地改良区理事長の藏光利一氏(75)=日高川町松瀬=が、同連合会長表彰を受けることが決まった。

 毎年、土地改良事業の推進に多大な貢献をした人に対し、行っている表彰。藏光氏は、1988年から92年まで同土地改良区の総代を務めたあと同年に理事となり、12年から4年間管理委員長を務め、16年から理事長に就任、2期目を迎えている。

 14年度には県営農業基盤促進事業の水源工区のポンプ更新を事業化。変化した川の形状に対応し、由良から印南にかけて安定した水の供給を行えるよう進められている。30年以上、土地改良に携わり、農業者の立場で積極的に地元調整を図る一方、役員会の中枢として土地改良区の安定した業務体系を維持した運営に努めている。受賞に際し、「誠に光栄なことですが、私一人の力ではなく、組合員さんをはじめ、役職員や皆さんの協力によるもので、感謝しています。今後も地域や土地改良区事業の発展のため、職務に励みたいと思います」と話していた。

 表彰式は22日、沖縄市の沖縄アリーナで開催される第44回全国土地改良区大会沖縄大会で行われる。