県男女共同参画センター「りぃぶる」の2022年度「男女でつくる元気な和歌山」ポスターコンクール入賞者が決まり、日高地方から1人、中学生の部で由良1年の金﨑由依さんが最優秀賞に選ばれた。最優秀賞受賞者は19日午後0時45分から、和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれる「りぃぶるフェスタ2022」の会場で表彰される。

 男女共同参画推進に関する啓発ポスターの作成を通し、性別にかかわらず誰もがその能力を十分に発揮し、いきいきと暮らせる社会への理解を深める目的で、7月1日から9月15日まで募集。小学生低学年8点、同高学年42点、中学生29点、高校生68点の計147点の応募があり、審査の結果、各部門で最優秀賞1点、優秀賞3点を選考した。最優秀賞4点と優秀賞12点は同フェスタの会場内、同センターブースに展示されるほか、男女共同参画社会づくりに向けたさまざまな啓発に活用される。

 金﨑さんは自分たち学生をテーマに「男女関係なく自分らしい人生に」と書いたポスターを制作。「新入生にとって制服とは『自信』だと思ったので、男女関係なく、自分の自信になる制服のかたちを身につけた学生を描きました。学生たちの性別は決めておらず、このポスターを見て感じたあなたの想いを尊重したいと思いました」とコメントを添え、今回の受賞には「とてもうれしいです。思い描くポスターができるか試行錯誤しました。小さな子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、人生で一度は通る学生時代。作品を見て、性別で苦しんでいる人がいるということを知ってもらいたいです」と話している。