ゾウのうんこを手に解説する中尾氏

 印南町の稲原小学校で4日、教育講演会が開かれ、3~6年生50人とその保護者約30人が参加した。

 今月の学校開放月間行事の一環で開かれ、食と環境教育アドバイザーの中尾卓嗣氏が「食の大切さ、子育てについて」のテーマで普段の食生活がつくる健康について楽しく解説した。

 中尾氏は子どもの心と体の健全な発育を食問題や環境などの身近な視点からユニークに解説するのが好評で、これまで幼稚園児から医療関係者まで1300回以上の講演活動を実施。「うんこは食の通行手形」をモットーに、自らを「うんこ博士」と名乗っている。

 アフロヘアのかつら、大きなサングラスで登場した中尾氏は、「うんこの状態で健康が分かるんやで~」と軽快なしゃべりで児童らの心をつかむと「どんな食事をすれば健康になれますか」と問いかけた。バランスのとれたご飯を食べること、特に野菜をとることの大切さを解説。「お母さんが料理して野菜をおいしく食べられるように工夫してくれてます、カップラーメンもいいけど、ちょっと野菜を切って入れることも意識してな」と呼びかけた。