金の盾を手に笹野委員長(左から3人目)と印南町奉仕団の皆さん

 第33回県赤十字奉仕団大会が2日、和歌山市の和歌山城ホールで開かれ、ボランティア活動に功労のあった県内の団体、個人の表彰、感謝状の贈呈が行われた。コロナで大会が中止となった2021年度分と合わせ、本紙エリア関係では印南町赤十字奉仕団が22年度の金色有功章を受賞し、個人では御坊市奉仕団の谷本喜美代さん(銀色有功章)のほか12人に支部長感謝状が贈られた。

 表彰は奉仕活動に特に顕著な実績があり、5年以上活動している奉仕団・個人に対して贈られる。

 団体で金色有功章を受賞した印南町奉仕団は、2002年に結成。地域のボランティア活動をはじめ、献血の呼びかけやバザーの出展、定期的な講習会の開催など、20年間にわたり絶やさず活動を続けてきた。委員長の笹野久代さん(81)は「奉仕は団体のメンバー皆で行うものではないかと思います。いざ何があっても出ていけるように、皆で地道に活動を続けてきました。これからも地域の役に立てるよう、長くやっていけたら」と話している。

 個人では、御坊市奉仕団の谷本さんが22年度の銀色有功章を受賞。同奉仕団からは今回、5人が表彰、感謝状を受け、谷本さんは受賞者を代表して「現在、団員が高齢化になっているので、若年層の方々にもぜひ入団していただきたい」と話している。

 その他、本紙エリアから支部長感謝状を受けたのは次の皆さん。
 【支部長感謝状金色枠】21年度=古久保美千代(田辺市龍神)▽22年度=湯川せい子(御坊市)
 【支部長感謝状銀色枠】21年度=前田京子、野口久美子(以上御坊市)、廣本夏美(田辺市龍神)▽22年度=小川香苗(御坊市)、吉岡盛子、山崎順子(以上印南町)、畑﨑祐基子(みなべ町)、小川綾、橋本みさと、手谷セイコ(以上田辺市龍神)