現地で土のう袋を手渡す杉本会長㊧

 先月の台風15号で大きな被害を受けた静岡県内の被災地復旧・復興を支援するため、御坊中央ライオンズクラブ(杉本和隆会長)が現地のライオンズクラブに物資(土のう袋)を届けた。

 台風15号により、静岡県は静岡、藤枝、浜松など15の市町で死者3人、床上・床下浸水8000棟以上などの被害が出た。御坊中央LCのメンバーが静岡のLCメンバーとのつながりから個人的な支援を考えていたところ、その話を聞いた杉本会長、柚瀬真一幹事ら役員の間でクラブのアクティビティ(奉仕活動)として物資を届けようと決まり、土砂災害現場で不足している土のう袋を贈ることにした。

 杉本会長は本業が長距離トラックのドライバー(紀勢運輸株式会社代表)で、自社のトラックに個人提供分も含む約4000枚の土のう袋を積み込み、11日深夜に1人で出発。約6時間がかりで目的地の静岡市清水区に到着した。

 静岡市の被害は床上浸水が約3000棟、床下浸水が約1200棟。杉本会長は藤枝LC総務担当副委員長の杉山肇さんに物資を手渡し、杉山さんの案内で清水区の被災現場も歩いた。

 とくに山間部は道路や住宅地への土砂の流出量が多く、杉本会長が現地を訪れた12日も発災から20日近く経過したにもかかわらず、かきあつめた土砂ががれきのそばに積み上げれた状態で、風が吹けば砂ぼこりで前が見えなくなる状況だったという。

 杉本会長は「現地では全国から続々と支援物資が届いていました。清水区は大規模な断水があったため、私たちも水をと考えましたが、出発直前に『水はもう十分』との情報が入り、まだ足りない土のう袋とさせていただきました。はじめは個人的な人助け程度の話でしたが、現地の方にすごく喜んでいただけましたし、クラブとしていい奉仕ができたと思います」と話している。