ともしびを胸に宣誓する学生

 御坊市の日高看護専門学校(鳴尾悦子学校長)で14日、看護宣誓式が行われ、1年生40人(男子14、女子26)が本格的な実習を前に、看護の道に進む決意を力強く宣誓した。

 学生らは一人ずつろうそくを手に壇上へ進み、看護の精神を象徴するナイチンゲール像からともしびを受け取り整列。全員で「尊い命に携わる者として、責任感と倫理観を持った看護師を目指します」などと力強く宣誓した。

 鳴尾学校長は「いつの時代も看護の心は変わりません。自らが選んだ看護の道を、看護学生としての自覚と専門職業人になるという責任感を持って頑張ってください」とエールを送った。

 同校を運営する御坊市外五ケ町病院経営事務組合の管理者三浦源吾御坊市長や、実習病院である社会福祉法人黎明会北出病院の重里政信院長、独立行政法人国立病院機構和歌山病院の世古与子(くみこ)看護部長の祝辞のあと、在校生を代表し、この日欠席した上谷咲良さん(3年)の励ましの言葉を湯川真緒さん(同)が代読。「実習では患者さんを尊重する看護について学びました。皆さんもさまざまな経験をする中で壁にぶつかることがあると思いますが、そんなときは仲間や先生、先輩に頼ってください。お互い宣誓式で誓った看護師を目指して頑張りましょう」と励ました。