
県花を愛する県民の集い(二階俊博会長)の第26回県花いっぱいコンクールの受賞者が決まり、学校の部で日高地方からみなべ町の高城小学校が最優秀賞に選ばれた。また、同県民の集い功労者感謝状に御坊市の森岡田人の会(前出勇代表)、県花いっぱい運動推進功労者感謝状に日高町の原谷ふる郷会(梅田一二三代表)が決定。10月1日の同県民の集い大会(田辺市のガーデンホテルハナヨ)で表彰される。
花いっぱいコンクールは学校、職場・地域、家庭の3部門で募集。うち学校の部には県内21校の応募があり、最優秀賞1校、優秀賞2校、優良賞3校が選ばれた。
高城小は2011年度から毎年入賞を続けているが、最優秀賞は12年目にして初めて。今回はリナリア、ノースポール、チューリップなど7種類2150個の種と球根を用意。児童たちが9月上旬に種をまいて水やりの世話をし、成長に伴ってポットからプランターに移植。山間部の学校で、タヌキなど動物の食害対策にも苦労したという。
夏見和敏校長は「子どもたちが一生懸命育てた花で念願の最優秀賞をいただき、大変喜んでいます。これからも花いっぱい、やさしさいっぱいの高城小を目指して頑張ります」と話していた。
森岡田人の会は07年設立。農地保全や遊休農地活用に取り組み、秋はコスモス迷路などもオープンしている。原谷ふる郷会は1996年設立。地元の熊野古道沿いにツツジ、サツキ、サザンカの植栽を続けている。