
田辺市龍神村安井の休耕田で今年も田んぼアートが行われており、色の違う3種類の稲穂の成長に伴って数日前から、「美人」と「温泉マーク」の絵柄がくっきり浮かび上がっている。
地元住民の活性化団体「龍神寄合会」の中の実行委員会が2014年から始めて9年目。田植えは毎年、地元の龍神中学校と南部高校龍神分校の生徒が協力している。絵柄は毎回、温泉マークが必ずあり、ほかはアユや「神」の文字などを描いてきた。今年は龍神温泉が日本三美人の湯であることにちなんだ絵柄で、6月に田植えをした。休耕田の大きさは「美人」が縦25㍍、横16㍍、「温泉マーク」が縦22㍍、横18㍍。苗は稲穂が赤い「紅吉兆」、緑の「緑万葉」、黄の「きぬむすめ」を使い、30㌢間隔で絵柄の輪郭に合わせて杭を打ってロープを張り、決められた場所にそれぞれの苗を植えた。稲穂が色づいてきたちょうどいまの時期が見頃。川向かいにある高台の龍神市民センター駐車場を「ビューポイント」として設定している。10月4日には生徒が稲刈りを行う。
田んぼアートの活動は最初の3年間は県の過疎集落再生支援事業の補助金を受けたが、その後は自分たちの持ち出しや寄付で活動費を捻出しており、ビューポイントには募金箱を設置して協力を呼びかけている。
冨田進実行委員長(74)は「龍神温泉に来た際にはぜひご覧になっていただき、温泉と田んぼアートで心と体もほっこりしてもらえれば」とPR。


