日高郡町村会(会長=久留米啓史町長)の定例会が9日開かれ、11月10日告示、27日投開票の知事選挙への対応を協議した。

 久留米会長から県町村会が8日、前衆議院議員の岸本周平氏(66)を推薦することになったことの報告があり、首長同士で話し合った結果、「日高は一つということもあり、われわれも県町村会の方針と同じでいこう」とまとまった。郡町村会として推薦状を提出するわけではなく、岸本氏の支援で一致団結することを確認した。

 一方、自民党県連は今月3日、和歌山市出身で青森県総務部長を務めている総務省の小谷知也氏(43)の擁立、推薦を決定。仁坂吉伸知事も小谷氏の支援を表明したが、県連の一部には岸本氏を推す声が根強くあり、県内の首長も同調する形となっている。

 日高川町建設業協同組合(清水達成組合長理事、38社加盟)は9日、次期知事選で岸本周平氏を推薦することを決めた。
 この日の定例役員会で組合としての方向性を協議し、15人の全会一致で県内の状況等をよく知っている岸本氏の推薦を決めた。今後、推薦状を提出する。