最優秀賞を受賞した川原河小の写真

 県人権啓発活動ネットワーク協議会の第40回県小学校人権の花運動写真コンテストで、日高川町の川原河小(原里枝校長)が最優秀賞に選ばれた。

 コンテストは育てた花と児童の写真を審査し、40回目の今年は114校が応募。咲き具合や子どもたちの表情、栽培への取り組みなどを審査し、最優秀賞10校、優秀賞40校、奨励賞64校を選んだ。

 川原河小は、昨年12月初旬に全校児童が花壇とプランター約40鉢を使って、チューリップの球根を植え、パンジーとビオラの種もまいた。毎日の水やりなど児童が協力して世話をし、芽が出たり、蕾ができていたりするのを喜びながら観察し、大切に育て、たくさんの花を咲かせた。プランターは卒業・入学式の花道にも活用し、式を彩った。季節の野菜作りにも取り組んでおり、今年はパッションフルーツでグリーンカーテン作りも行った。

 コンテストの写真は、入学式が済み、1年生が仲間入りした全児童19人で撮影。自分たちで育てたかわいらしいたくさんの花を前に笑顔もいっぱい咲かせた。同校の最優秀受賞は9年ぶりで、原校長は「とても光栄。子どもたちが一生懸命世話をしたことが実り、来年の励みになります。花を育てることで、自分も友達も大切にする心を養ってくれていると思います」と話していた。

 日高地方ではこのほか、優秀賞にみなべ町の清川、高城、岩代、御坊市の名田、日高川町の笠松、寒川第一、印南町の稲原が選ばれ、奨励賞は御坊市の野口、日高町の志賀、内原、日高川町の和佐、三百瀬、印南町の印南に決まった。