にぎわう産湯海水浴場(7月17日)

 日高町は、3年ぶりにオープンした産湯海水浴場の海水浴客数(駐車場利用台数等から算出)をまとめた。7月13日から8月21日までの今季は約1万8100人。コロナ前で直近の2019年シーズン(約1万8900人)とほぼ同じ水準だった。

 運営は町地域振興株式会社(山田理司代表取締役社長)。感染症対策を徹底した中でのオープン期間は40日間で、うち雨天中止が4日間あり、海の家や駐車場を営業した稼働日数は36日間だった。

 今年は3年ぶりとあってか、海水浴客は序盤から好調に推移。最初の日曜となった7月17日に最も多い1600人以上が訪れた。8月に入り、新型コロナ第7波の影響でやや伸び悩んだが、11日から15日までは連日約600~1000人以上が来場。平日駐車場の町外利用者1台につき「温泉館『海の里』みちしおの湯」の無料券1枚プレゼントも好評だった。

 産湯は1967年に開設され、遠浅で、約1㌔にわたりきれいな白砂の浜が続く、県中部で随一の規模を誇る海水浴場。家族連れらに人気がある。山田代表は「コロナ禍で気を遣って対応する中、大きなトラブルもなくスムーズに運営できました。3年ぶりで今後に向け、いいきっかけになったシーズンでした」と話していた。