新大賀池で咲いた白い大賀ハス

 美浜町三尾の新大賀池で白い大賀ハスが咲き、大きな話題となっている。

 父子2代にわたり長年ハスを研究している和歌山大賀ハス保存会の阪本尚生会長(64)も「初めて見た」という。池の東端で、17日に見つけた。近くに4本の花が咲いているが、変異はこの1本だけ。花径19㌢、花丈89㌢で通常よりやや小ぶり。

 花の中央のめしべやおしべが未熟で、「遺伝変異の可能性も考えられるが、花芽が形成される過程で虫や高温など成長を阻害するものによって色が抜けた一過性の現象ではないか」とみており、「2つの花をつける双頭のハスは縁起がいいといわれます。白い花は初めてですが、吉兆だと思いたいですね」と話している。