勢いがとどまるところを知らないコロナウイルス。夏休みに入り感染が急増し、新たな変異株も出現。テレビはコロナの報道一色で、「感染爆発」「医療崩壊」「経済停滞」など不安を煽るフレーズをまた言い出した。この繰り返しはいつまで続くのか。もうこの状況にいい加減うんざりしている。

 この1週間、コロナの濃厚接触者となり自宅待機を余儀なくされた。同居家族が陽性になり、自分もいつ感染してもおかしくない不安の中、自室にひきこもり、トイレやお風呂などの共用部分はアルコールや除菌シートで消毒してから使用するなど、気を張る生活が続いた。有症状の人に比べたらまだマシかもしれないが、少なくとも心はすり減ってしまった。何よりも、自分は動けるのに何もできないことに息苦しさを感じた。

 自分は検査の結果陰性だったが、さらに別の家族が陽性となった。不安になって保健所に問い合わせると、きちんと対策していれば再度検査する必要はないとのこと。だが、そのリスク管理はそれぞれに委ねられる。感染者急増でそこまで手をかけられないのだろう。

 濃厚接触者に関して、隔離は必要か意見が分かれている。大阪の吉村知事は濃厚接触者の待機期間を廃止すべきと主張する一方、日々変異するウイルスに対して警戒すべきという意見もある。対応は各自治体や施設・職場が判断できるようになりつつある。だからこそ、さまざまなケースや事例を活発に情報共有し、それぞれの行動指針をいち早く決めるべきだと思った。

 もはや何が正解か分からないが、言えるのはただ一つ。「コロナよ、さっさとくたばりやがれ!」(鞘)