籔内町長㊨から西川改修の説明を聞く足立参議㊥

 7月の参院選で2選を果たした自民党全国比例の足立敏之参議が28日、改選後初めて和歌山県入りし、美浜町では西川の河川改修事業を視察した。

 和歌山桐蔭高校出身で、国土交通省に入省。河川の専門家で、近畿地方整備局企画部長時代は切目川ダムの建設にも携わった。2016年の参院選で初当選。

 工事が進む西川の現場では、籔内美和子町長や谷重幸町議長、冨安民浩県議らが工事の進捗状況などを説明。上京した時はいつも足立参議に事業推進を要望している籔内町長は「おかげさまで河口から順調に工事が進んでいます。西川の流下能力を上げることが、上流部や御坊市の支流沿いでの冠水被害を改善できる方法になるので、ぜひ早期完成に力を貸してください」と強く要望した。現場を見るのは初めてという足立参議は「河床掘削と護岸補強が周辺の安全につながる。災害が起こる前に早く完成させることが大切だ」と工事の一層の推進に力を注ぐとした。

 このあと由良町では山名実町長の案内で国道42号水越峠を視察し、「由良町畑~広川町井関」の整備についての要望書を受け取った。