籔内町長(左手前)に協力隊員としての抱負を述べる髙根さん

 来月、JICA青年海外協力隊としてラオスに派遣されるみはま支援学校教諭の髙根碧(あおい)さん(26)が21日、美浜町役場に籔内美和子町長を表敬訪問した。

 髙根さんは、和歌山市出身で、高校生のころから海外とボランティアに興味を持ち、海外協力隊に憧れていた。和歌山大学を卒業後、3年間、みはま支援学校で英語教諭としての実績を積み、今回チャレンジし合格。みはま支援学校の方は、今年4月から2年間の自己啓発等休業を取得し、青年海外協力隊として活動することが決まった。

 6月初旬まで約2カ月の派遣前訓練を受け、ラオスの言語ラーオ語の学習などに励んでおり、8月25日にラオスへ出発。現地では障害者職業訓練学校で英語の指導者として1年8カ月間活動し、帰国後の2024年4月にはみはま支援学校に復職する。

 勤務地の美浜町の籔内町長に、現地の生徒とみはま支援学校の生徒の通信交流の計画など今後の活動を報告。「現地の生徒が英語力に自信を持ち、支援学校の生徒が外に目を向けるきっかけになれば。休職前に中学3年だった生徒が復職したとき、高校3年になっているので、お互い成長した姿を見せ合おうと約束しました。たくましくなって帰ってきます」と抱負を述べた。

 籔内町長は「支援学校の子どもたちにもいい刺激になると思います。体に気をつけて行ってきてください」と激励した。