法被を着た職員らが新橋SL広場でPR

 今後も全国的に猛暑・酷暑が予想される中、みなべ町は15日、東京都港区の新橋SL広場で梅干しの熱中症予防効果をPRした。

 古来、「梅は三毒を断つ」などと言われており、今年6月には新型コロナへの抗ウイルス効果も発表された。熱中症対策として塩分やクエン酸などのミネラル補給ができる梅干しに効果があることは、5年ほど前、梅の機能性研究の権威でもある大阪河﨑リハビリテーション大学教授で医学博士の宇都宮洋才氏らが立証した。

 今回、町うめ課では酷暑での熱中症予防対策の一助になればと、急きょ、東京でのPRイベントを企画。同課や県庁担当課、以前から交流のある港区役所の職員のほか、今年6月にみなべ町で大規模な梅収穫ワーケーションを実施した「Team WAA!」の東京在住メンバーらも協力。計15人が梅干しをイメージした紅色の法被を着て、サラリーマンや主婦に梅干し、チラシ、効能カードの3000セットを配布した。同町のマスコットキャラクタープララの着ぐるみも登場した。

 同課では、「立ち止まって熱心に話を聞いてくれる人も多く、いいPRができました。今後も、『梅雨が明けたら、熱中症予防に梅干し』を定着させていきたい」と話している。