見頃を迎えた鎌田池公園のハス

 みなべ町東吉田の鎌田池公園で、ハスの開花がピークを迎えている。

 公園は十数年前、農業用ため池を埋め立てて憩いの場にしようと、地域住民が手作りで造成。東吉田花の会メンバーがツツジ約70種100本をはじめ、さまざまな花や花木を植えている。

 ハスは約100平方㍍の池に「酔妃蓮(すいひれん)」と「太白蓮(たいはくれん)」の2種類があり、薄ピンクや純白の華麗な大輪を咲かせている。

 公園の草刈りなどの管理をしている地元の松本佳示さん(83)は、「ハスの見頃はあと1、2週間だと思いますが、盆までは順次開花しますので、ぜひ見に来てください」と話している。また、園内にあるベニシダレ(桜)の木がおととしの台風に伴う塩害を受けてから花を咲かせておらず、「来年の春こそは」と願いを込めていた。