小菊の苗を受け取る住民ら

 御坊市は7日、市立体育館で市の花「小菊」の苗を住民に無料配布した。

 市の花を知ってもらおうと、1981年から2017年まで36年間にわたって無料配布を実施していたが、生産農家が少なくなったことやコロナの影響で4年間配布されていなかった。

 今回は5年ぶりで、地元農家や御坊花の会(小池芳三会長)の協力で実施。15㌢ほどに成長した約3000本の苗を5本入りのセットにし、約600セットを配った。配布開始前から長い列ができる人気ぶりで、三浦源吾市長と小池佐左夫議長が1人ずつに手渡した。

 塩屋町南塩屋の塩谷芳子さん(85)は「花が好きなので、いただきに来ました。秋に白や黄色のきれいな花が咲くのが楽しみです。大切に育てます」と話していた。