最近の本紙では連日のように、ソフトテニスで活躍する小中高校生、大学生たちが掲載されている。県高校総体では、和歌山北高校の御坊市と印南町出身の2選手のペアが個人で優勝。メンバー入りしている団体でも圧倒的な強さで優勝に輝き、チームの中心選手として活躍した。日高地方の各学校の選手も小学校、中学校での経験者が多く、多くの選手が上位入りし、近畿出場を決めた。

 大学生では関西学生選手権で印南町出身の2選手が男女それぞれで3位に入る成績を残した。ほか多くの地元出身選手が上位入りし、インカレ出場を決めている。

 日高地方選手の活躍は県内の学校だけにとどまらない。中学校時代に印南中で活躍した2人は岡山県の強豪校に進みプレー。ペアは別々となったが、団体ではチームの主力として優勝に導き、個人でも優勝を果たし、インターハイ出場を決めている。中学生でも高知県の強豪に進んだ選手が西日本大会で1年生ながら団体の一員として優勝するなど、チーム内でも注目の選手となっている。

 筆者はもう10年以上ソフトテニスを担当しているが、選手たちの成長ぶりはさまざまだ。小学校、中学校と3番手、4番手だった選手が、高校で一気に成長し全国のトッププレーヤーになることもある。強豪校に進む選手が強くなる傾向にはあるが、地元の学校に進んだ選手たちも実力は十分あり、強豪校選手にも引けをとらない選手もいる。

 さまざまなスポーツで日高地方の選手は活躍しているが、中でもソフトテニスは全国トップレベルであることは間違いない。今後も新たな選手が続々誕生し、和歌山、日高の名を全国に知らしめてくれることを期待したい。     (城)