美浜町は今年度、上田井地区(南側)に津波避難施設を建設する。14日開会の6月議会に工事請負契約の締結についての議案を提出する。

 町内3カ所目の津波避難タワーで、建設場所はメモリアルウエスト南約50㍍の町有地。鉄骨造りで、避難場所となる屋上部分は地上から高さ6・63㍍(海抜9㍍)あり、現地の最大津波浸水予想(4・13㍍)より2・5㍍の高さを確保している。屋上部は174・45平方㍍の広さがあり、150人が避難できる。ボックス型のベンチを設置し、中にはテントなど必要な資機材を収納できるようにする。

 工事請負契約は、美浜町和田の㈱市川組美浜支店(市川美貴支店長)と1億7666万円での締結の承認を求める。議決後に着工し、来年3月末までの完成を目指す。

今年度に建設される上田井地区津波避難施設の完成予想図