22日公示、7月10日投開票が予想される参議院議員選挙の和歌山選挙区(改選数1)に、政治団体新党くにもり新人の谷口尚大(たかひろ)氏(42)=印南町美里=が9日、立候補を表明した。

 御坊商工高校(現紀央館)を経て2000年3月、旧県立田辺高等技術専門校を卒業。2年間、大手自動車会社のディーラーを務めて家業の自動車整備業を引き継ぎ、20年には保険業務がメインの合同会社も立ち上げ現在に至る。

 新党くにもりでは和歌山代表を務めており、党代表の本間奈々氏が昨年11月の衆議院選和歌山3区に出馬した時も支持拡大に奔走。参院選出馬には「世の中を変えるのは政治。誰かが声を上げなければ」と出馬を決意した。

 「次の世代のことを考えられない『いまだけ、金だけ、自分だけ』の政治が和歌山をむしばんでいる。その結果、土地などの故郷の財産が外国資本に侵食されている」とし、国民の生活を豊かにする大型財政出動、消費税ゼロの実現に意欲。「子どもたちに恥ずかしくない自信と希望に満ちあふれる故郷を確立したい。胆力は自信があります」と話した。

 参院選には自民党現職の鶴保庸介(55)=4期=、NHK党新人の遠西愛美(37)、共産党新人の前久(65)、政治団体参政党新人の加藤充也(57)の4氏も立候補を予定している。

谷口氏